不正咬合と治療
嚙み合わせとは?
噛み合わせは「咬合(こうごう)」とも言われ、上の歯と下の歯が接触すること、またはその状態を言います。
お口の中には歯のほかにもあごの骨や筋肉、舌や歯周組織などさまざまな器官があり、それぞれがうまく調和しはたらくことで、さまざまな機能を担っています。物を食べて飲み込む、発音する、表情をつくるなどです。また、「明眸皓歯(めいぼうこうし)」という言葉があるように、明るい目元と白く美しい歯はその人をより美しくみせる効果があります。
良い歯並びは良い噛み合わせを作り、これらのお口の能力を発揮させるためにとても重要な役割を果たします。それでは、「治療が必要な悪い歯並び、噛み合わせ」とは具体的にどのようなものをいうのでしょうか。
治療が必要な歯並び、噛み合わせとは?
歯並びや噛み合わせが悪いことで起こりうる悪影響
- 虫歯や歯周病になりやすい
- よく噛めないので、胃腸障害になりやすい
- 顎関節症になりやすい
- あごの成長を妨げる
- コンプレックスとなる
- 正しい発音ができない
- 姿勢が悪くなる
不正咬合の原因は?
1.遺伝の影響
お子様の顔や体形が両親に似るように、歯並びも遺伝の影響があります。生まれつき歯の数が足りない、歯の奇形なども遺伝の影響が考えられます。
2.あごの大小の問題
歯はあごの骨に並んで生えているので、歯に対してあごが大きければすきっ歯になりやすいですし、逆にあごが小さいと歯が並びきれずデコボコした歯並びになります。
3.虫歯の影響
乳歯は永久歯の生えてくる前の大切な土台です。この土台にある乳歯が虫歯になっても放置しておくと、永久歯が正しい位置に生えてこなかったり、斜めに生えてくる場合があります。
4.クセによる影響
鼻ではなく口で呼吸をすることを口呼吸と呼びますが、このクセがあるといつも口を開けた状態になります。すると、歯を唇で押さえる力が弱くなり、舌の位置が変わって歯を押す筋肉のバランスが崩れ、出っ歯やすきっ歯の原因になります。アレルギー性鼻炎など、何かしらの原因で鼻呼吸ができずにそうなっているケースも多いので、早めの適切な対応が求められます。
また、幼児期に指しゃぶりを長く続けていると、指の力が歯を動かしてしまい、出っ歯や開咬の原因になります。幼児は少なからず指しゃぶりをするものですが、適切な時期にちゃんとやめられているか、注意してみておくことが大切です。
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